棚わけ
先日、田野の前平森林公園で剪定講習会を行いました。
時間が少なかったのですが
透かし剪定の基本のところを少しだけお話しできました。
庭木のお手入れにはいろんなテクニックがありまして
ラカンマキ-棚仕立て-刈込み
の場合の簡単なテクニックを紹介します。
枝が込み合っているときには「棚わけ」を行います。
写真の正面に写っているラカンマキは二年手入れが入っていません。
・棚が厚い
・棚が多い
『棚(タナ)』とは…幹から枝が出て、その枝の先でたくさんの葉をつけさせます。
お椀を伏せた形にしたり、丸かったりします。これを棚といいます
このラカンマキは「棚づくり」という仕立て方です。
・枝の懐(付け根のほう)に枝が密生している
状態です。
この状態では
・下枝の日当たりが悪い
・風通しが悪い
ので
葉を刈り込んでむだけでなく
棚を減らし、懐の枝ははずしていきます。
ついでに左側に長く伸びた棚は竹を使って端が下がるように仕立て直します。
結構見づらい写真かなとは思いますが・・・
棚と棚の間隔があき、すっきりとした印象になります。
もちろん日当たりと風通しは良くなっております。
竹で枝を下したことによって棚の端が下がると、見た目に安定感が出ますね。
刈り込む場合の、棚わけについてはこんなところで。
最近のマイブームは専ら、透かし剪定です。
その際は刈り込みばさみを用いません。
たまに、棚ものを自然樹形に改作したりもします。
また色々更新していきたいと思います。