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キノコを、もいで食べるー調理編ー

さて前回紹介した

「タマゴタケ」

「サマツタケ」

「ニオウシメジ」

の味はどうだったのでしょうか。

まずサマツタケ

「マツタケより美味しいってことはないよ」

と山のヌシは言っていましたが、過去に

「味はマツタケより美味しい」と言っていた人もいました。

期待値が最も高かったのはこのキノコです。

ガスコンロで網焼きにしました。

途中で醤油を垂らして、少し香ばしくなるまで焼きました。

ほう、

なんか半分くらいの大きさになっているけれど…

醤油の香ばしい香りとシャキシャキとした歯ごたえです。

出汁をとって、塩だけで簡単に味付けをしてお吸い物にしてみました。

う、うん。

少しキノコの味がします。

シャキシャキとした食感です。

ここで大きな壁が立ちはだかっていたことに気が付きます。

「本物のマツタケをあまり食べたことがない」のです。

『マツタケ風お吸い物』というインスタントのスープは好んで飲んでいますが。

マツタケと比較して・・・とか

わかりやすいコメントはできないのです。

とりあえず、歯ごたえの良いキノコ。

という評価です。

驚くべきは次のタマゴタケです。

うまいんです。

本当に。

油で炒めて、塩コショウで軽く味付けしました。

傘の部分はトロっとした食感で独特のうま味があります。

軸の部分は中空で崩れやすいのですが、シャキシャキとした歯ごたえです。

傘の部分のうま味と、軸の部分の食感が良いバランスです。

キノコのパスタを作りました。

ウインナー、小松菜、玉ねぎと

タマゴタケ、ニオウシメジ

を炒めて、塩コショウと醤油で味付けし

パスタとからめました。

初登場のニオウシメジですが、

いきなりパスタの具にされてしまいました。

「まあ、大きいシメジってことよね。」と。

特別な期待もありませんでしたし。

ニオウシメジは

人間の身勝手さを思い知ったことでしょう。

当然、「まあ、シメジやな」

と言われたわけです。

そしてタマゴタケはやはりおいしかったわけです。

まとめると

タマゴタケはおいしいキノコでした。

後日、体調不良もありませんでした。

ということになります。

見分けやすいですし。

おすすめです。

傘が開ききったものはうまみが増して「カニミソ」に似た味がするようです。

これがタマゴタケです。

美しいですね。毒ありそうですね。

オススメと書きましたが

もしこの記事を見た方が毒があるキノコを間違って食べても

私が責任をとって差し上げることはできません。

キノコ狩りは

キノコに詳しい人が採取すること。

採取してよい場所で採取すること。

これが前提条件です。

こいういう、『勝手に生えているものを食べる』ということを

なんとなく嬉しく感じたりします。

買ったものしか食べなくなった私たちの世代は

自然の営みの中で生きている、ということを実感したがっている

実生活を、もっと自然の営みと溶け込ませていきたい

私はそう考えています。

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