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自然のなかの、ひと

  • 宮田義規
  • 2016年4月25日
  • 読了時間: 2分

熊本の大地震で被災された方が、落ち着いた生活に戻れますようお祈り申し上げます。

私は宮崎にいたので、大きな被害はありませんでした。

しかし

天災というものを目の当たりにすると、人間のちっぽけさを実感いたします。

日本人は古来からアニミズムという信仰を持ってきました。

あらゆる物に固有の霊が宿るという考え方です。

この国の自然環境はコントロール不能で、でも同時に豊かさがあります。

地形はプレートの変動で形成された急峻な山々をベースに

急流ともいえるような川が流れ、周りは海に囲まれています。

一年のうちに四季があり気候がダイナミックに移ろいます。

人が逆らうことを許さない圧倒的なエネルギーや質量、物質フローがあります。

そのおかげで、多様性に富んだ動植物が生育し

水資源も豊かで海からの恩恵も豊富です。

そんな環境だったので

身の周りの環境を、「畏れ」ながら「敬う」。

私たちのアニミズムの根底には日本の特殊な風土があるのではないでしょうか。

天災のエネルギーは圧倒的で予測不可能でした。

今後も予断を許さないという状況です。

身の回りの動植物や山や川や海など、

圧倒的なそれらを畏れる気持ちを失ってはいけないと感じました。

ちっぽけな私たちなので、助け合って困難を乗り越える必要があるのでしょう。


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